銀行で資産運用の相談をする事はおすすめできない理由について

「資産運用をしてみたいが、一人ではどうすればいいかわからない」

「銀行の窓口で勧められたけど、銀行に資産運用を相談していいのか」

このように不安を持っている人は少なくありません。

結論から言いますと、銀行で資産運用の相談をすると3つの注意すべき点があります。

そこでこの記事では、皆さんの不安や疑問を解決するために

・資産運用を銀行に任せてはいけない3つの理由
・資産運用を銀行に任せるメリット
・資産運用を銀行に任せる場合についての注意

以上について解説していきます。

この記事を読めば「銀行で資産運用の相談をする事はおすすめできない理由について」分かりますので、ぜひ最後までご覧ください。

資産運用は銀行に任せてはいけない3つの理由

資産運用を銀行に任せると以下の3つの点について注意する必要があります

・銀行手数料について
・銀行員のレベルについて
・ノルマのために商品を売っている可能性

資産運用の相談といえば昔は証券会社がメインでした。しかし最近は、身近な銀行に相談しようと思っている人や、そもそも銀行員から勧められたという人も多いでしょう。

しかし、銀行で資産運用の相談をする際には本当に問題ないか注意深くなる必要があります。もし今銀行で資産運用を検討されている方は特に注意しておきましょう。

銀行手数料が高いことに注意

銀行で販売されている投資信託などの金融商品の手数料はネット証券などに比べると圧倒的に高い傾向にあります。

人件費などが大きいことももちろんですが、そもそも銀行の手数料が高くなっているケースが散見されます。もちろんこの手数料は顧客が負担するものです。

同じ投資信託でもネット証券で買えば購入時手数料0%なのに対し、銀行で購入すると3%以上手数料がかかるケースもあります。

同じ商品を購入する場合、ネットバンクやネット証券で購入した方が手数料という面を見ればお得に購入できるのです。

銀行員はプロフェッショナルではない

結論から言いますと、銀行員の多くは「資産運用のプロフェッショナル」ではありません。

もちろん、中には資産運用について精通している銀行員もいますが、素人程度の知識しか持っていない銀行員が大半を占めていると言っても過言ではないでしょう。

銀行員は融資や預金をメイン業務として、投資信託などの預かり資産(資産運用商品)の販売は、二の次になっている傾向があります。

入社間もない新人や全く投資商品の販売経験をしたことがない銀行員が担当している場合も多いです。

資産運用は、自分の大切な資産を預けて運用してもらう商品です。そこには、「利回り」や「リスク」だけではなく、「税金」の問題などもあります。

適切なアドバイスをくれる銀行員に当たらない限り、有用な資産運用ができる可能性は非常に低いでしょう。

ノルマを達成するための商品を売る可能性がある

銀行で資産運用をする場合は、銀行員にはノルマを達成する必要があることを忘れてはいけません。つまり、ノルマの達成のために適切でない資産運用商品を勧めてくる可能性があります。

例えば、投資信託の回転売買などがあります。

回転売買とは保有している投資信託を解約させて別の投資信託に切り替えることをいいます。

別の投資信託を購入すると、手数料が新たに発生します。

そもそも投資信託は長期間保有するものであって短期で何度も手数料を払って切り替えてしまっては利益が出るものも出なくなってしまいます。

もちろん回転売買をした方が顧客にとってメリットがあるケースも存在しますが、資産状況の聞き取りや顧客の希望を聞いていない上での提案であれば注意しておく必要があります。

銀行で資産運用をするメリット

結論から言いますと、銀行で資産運用をした方がいい人もいます。

銀行で資産運用をした方がいい人は以下に該当する人です。

自分でなんの商品を買えばいいか決断ができない人

銀行で相談をすると、銀行員が決断の後押しをしてくれるので自分で決断する必要がありません。

銀行員の説明に納得できれば購入すればいいですし、できなければ他の商品を検討すればいいだけです。

何もわからない状態で、なんの商品を買えばいいか全く見当が付かない人こそ、銀行員に商品説明をさせて考えてみるのがいいでしょう。

自分で銘柄を調べる必要なく比較検討出来る人

銀行で資産運用の相談をすると、銀行員がおすすめの投資信託などを紹介してくれるので自分で投資信託等を調べる必要なく様々な投資信託を比較検討することができます。

ただし、銀行員が自分の利益のために不適切な商品を売ってくる可能性もありますので、商品に関しては自分で取捨選択できなければなりません。

資産状況などからトータルでサポートしてほしい人

預金口座の状況を銀行員が把握していることは、銀行で資産運用をする上でメリットにもなりますしデメリットにもなります。

預金口座にいくら入っているか把握できるため、適切な資産運用商品を提示してくれる可能性もあります。また長期的なライフプランを設計しやすいのも銀行に相談するメリットといえるでしょう。

しかし、預金口座に多額の資産がある場合、手数料収入が大きい不適切な商品を販売してくる可能性もあるので注意が必要です。

銀行で資産運用をする場合でも自分できちんと調べることが大切

銀行で資産運用する方は、銀行員にお任せしてしまうケースが多いです。

しかし、投資に回すお金はあくまで自分の大切な資産になります。

自分のお金なので、しっかり自分でも投資商品について調べるようにしましょう。

自分で調べることによって思わぬ穴が見えるかもしれません。

まとめ

今回のポイントは

・銀行で資産運用する際には「手数料」「適切なアドバイス」「商品性」について気を付ける
・「自分で商品について調べられる」「そもそも資産運用について分からない」人は銀行に相談するのも手段の一つ
・まずは自分で資産運用について知識をつけることが大切

でしたね。

今回は、銀行に資産運用する事はおすすめできないことについて説明をしました。

銀行と聞くと何となく安心できる方も多いと思いますが、銀行で資産運用の相談をすると、銀行員が売りたいものを販売される可能性が強いです。

知識を得るために銀行に相談する事は否定しませんが、最終的に購入する商品は自分で判断するようにしましょう。

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