ソフト闇金からの借入は利息制限法が適用される?過払いは請求できるのか

皆さんは”ソフト闇金”という言葉をご存じでしょうか。

ソフト闇金とはその名の通り「ソフトな闇金」です。一般的な闇金とは違い、暴力的な取立ては基本的に行わず、物腰柔らかく対応してくるのがソフト闇金の特徴です。

ただし決して「良い業者」という訳ではありません。ソフトであろうとなかろうと闇金は闇金、一度借りると膨大な金利を要求してきますので、絶対に借入はしないようにしましょう。

万が一ソフト闇金で借入をしてしまい、既に膨大な金利を払わされたことがある方もいらっしゃるかもしれません。過払い金の請求が出来るかどうか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、皆さんの疑問を解決するため

・ソフト闇金と金利について
・ソフト闇金の過払い金請求について
・ソフト闇金に頼ってしまう程つらい時は

以上の内容を中心に紹介していきます。

この記事を読めば「ソフト闇金からの借入は利息制限法が適用される?過払いは請求できるのか」について分かると思いますので、ぜひ最後まで読んでみて下さい。

ソフト闇金と金利について

先ほどの紹介した通りソフト闇金とは、一般的に暴力的な取立ては行わない闇金業者のことです。ホームページなども整備されており、見た目はとても優良な消費者金融のようにも見えてしまうのがソフト闇金の特徴です。

ただし、暴力的な取立を行わないだけで、闇金と同様に違法な金利で融資を行います。俗に言うトサン(10日で3割の金利)、トイチ(10日で1割の金利)融資のことであり、一度借入をすると返済するのは容易なことではありません。借入をしていないのに利息で利息が増えていくのがソフト闇金の融資です。

〇トサンで10万円借りた場合
・10日後に3万円をプラスした13万円の返済が必要。
・年間金利は単利の場合 1,095% 。複利の場合は何と1,441,791% にもなります。

そこで気になるのが利息制限法という法律です。利息制限法では融資の利息は利息制限法によって年間20.0%以下に設定するように制定されており、これはソフト闇金にも適用されます。

利息制限法に基づけば、上限である年20.0%を超えた利息分については「無効」であるとしており、過払いした分は請求によって取り戻せることになっています。もしソフト闇金で長期間返済を行っている方がいれば、利息制限法によって払い込んだ利息が戻ってくる可能性があります。

利息制限法の上限金利

利息制限法とは借金の利息や遅延損害金にたいする上限が定められている法律です。

利息制限法の上限金利は以下のようになっています。

・借入額が10万未満、上限金利年20.0%
・借入額が10万以上100万未満、上限金利年18.0%
・借入額が100万以上、上限金利年15.0%

延滞損害金の上限金利

遅延損害金とは消費者が返済期限に間に合わなかった際に利息と元金と別に支払わなければならないお金のことです。この遅延損害金にも元金利率の1.46倍までと利率の上限が設定されています。

借入額が5万円の場合、年間の上限金利は20.0%なので、20.0×1.46で年率29.2%が延滞損害金の上限金利となっています。

ただ、貸金業法の改正により現在では、貸金業者が課すことの出来る延滞損害金は実質年率20.0%が上限となっていますので注意して下さい。

ソフト闇金の支払いを滞納するとどうなる

ソフト闇金の支払いが滞ると何が起こるのでしょうか。

ソフト闇金はお金を貸すときの対応は物腰やわらかく優しく対応してくれます。しかし、返済が滞るとこれまでの対応は一変して、返済催促の電話を何度もかけてきたり、会社や知人にばらすなどの脅迫を受けることも多いです。

ソフト闇金はインターネット上でホームページを完備している業者も多く、見た目は良い印象を受けますが、内情は闇金と全く変わらないということです。

返済のためにほかの闇金業者で借りさせられることも

闇金業者は裏で繋がっていることも多く、新たに闇金業者で借りさせられて返済を要求されるような悪質な業者もいます。

借入で借入を返済する自転車操業にさせて、搾取できるだけしてしまおうと考えるのがソフト闇金です。利用するのは絶対にやめましょう。

利息制限法違反の罰則

実は、利息制限法は破ることによって刑罰や行政罰を受けることはありません。ただし、利息制限法を超える違法な利息に関しては支払いする必要が無いとされていますので、ソフト闇金で要求された法外な金利は過払い金請求によって取り返せる可能性があります。

また、利息制限法で罰則規定が無くても、ソフト闇金など違法な金融業者は貸金業法や出資法などの他の法律によって罰せられます。

特に年間109.5%を超える金利を請求した場合は出資法違反となり刑事罰に処されます。ソフト闇金のトイチやトサンは出資法の上限金利を大幅に超えるので、出資法違反で逮捕・摘発される可能性も高いです。

ソフト闇金に頼ってしまう程つらい時は

ソフト闇金にたどり着いてしまった方は

・借金で首が回らない
・ブラックリストになっていて借入が出来ない

などの悩みを持っている方がほとんどでしょう。

そんな時は一人で悩まずに、お近くの法テラスや弁護士、司法書士に相談することをおすすめします。

借金で悩んでいる方は債務整理によって借金の支払いが免除される可能性があります。また、借入が出来ない方はお住まいの市町村役場でお金を借りることも出来ます。

ソフト闇金に頼らずとも助けてくれる公的な機関は存在します。ソフト闇金を利用しても状況が良くなることはまずありません。冷静になって一度相談されることを強くおすすめします。

まとめ

「ソフト闇金からの借入は利息制限法が適用される?過払いは請求できるのか」について解説しました

今回のポイントは

・闇金から借りた異常な利率の利息または元金は利息制限法違反になるので払う必要がない。
・闇金からかりて異常に払い過ぎた利息については過払い請求で返還される。
・過払い金請求は個人的に行わず、必ず弁護士や司法書士に相談する。

もし利息制限法を大きく超える金利でソフト闇金から借入した経験がある方は、お近くの弁護士や司法書士を通じて過払い金の請求をすることも可能です。

ただ、ソフト闇金で嫌がらせなどを受けた経験がある方は、もう関わりたくないと思って請求をしない方も多いです。

ソフト闇金から借入をしてしまったら、いつまでも悩みが尽きない日々を送る可能性もあります。初めから関わらないことが一番大切ですので、連絡などは絶対にしないようにしましょう。

どうしてもつらい時は、お住まいの市町村役場で相談窓口がありますので、そちらに訪問されることをおすすめします。

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